動物愛護施策の推進にむけての要望書

平成22 年9月14 日

大阪市長 平松 邦夫 様

 

犬猫を守る大阪市民の会
代表  水上 映美

 私たちのグループは、大阪市内の各地において、放浪犬の保護や去勢・不妊手術などの野良猫対策を実施している有志の集まりであり、特に、野良猫対策においては、年間に数百匹の去勢・不妊手術や保護・譲渡を行っています。
 平成18 年に環境省が公表した、「動物の愛護及び管理に関する施策を総合的に推進するための基本的な指針」には、「命あるものである動物に対してやさしい眼差しを向けることができるような態度なくして、社会における 生命尊重、友愛及び平和の情操の涵養を図ることは困難である」と記されています。また、同指針では、「不妊去勢措置の推進、終生飼養の徹底等による犬及びねこの引取り数の半減」や「所有者への返還や飼養を希望する者への譲渡等を進めることによる犬及び猫の殺処分率の減少」、「適正な飼養方法、禁止行為の周知徹底等による、遺棄及び虐待の防止」等を講ずるべき施策として掲げています。
 これらのことを実現していくためには、大阪市におかれましても、「縦割り行政」に陥る事無く、行政の関連部門と市民があらゆる場面で協働し、動物愛護の取り組みを推進していく必要があり、下記のとおり要望します。誠意ある回答をお願いいたします。

要望事項

  1. 遺棄・繁殖が多く、それにともなう虐待やトラブルが頻発している、公園、河川敷、道路など、公共の施設での動物の遺棄や虐待について、具体的な防止策を実施してください。
  2. 公園の餌やり禁止の看板を「猫に餌をあげる人は、避妊去勢手術も必ずして下さい。動物の遺棄・虐待は犯罪となるので、犬や猫を捨てたり、傷つけたりすると処罰されます」などの看板に代え、避妊去勢手術を行った上での給餌活動を公認してください。
  3. ホームレスが立ち退く際、飼育していた犬や猫が殺処分されたり、猫の場合には置き去りにされたりすることが頻繁に起こっています。このようなことが起こらないよう、ホームレスが動物と一緒に入居できる施設を設けてください。
  4. 行政と市民が手を携え、協働を推進するために、一般市民はもちろん、市職員に対して、動物愛護に関する啓発・啓蒙・研修等を実施してください。
  5. 飼い犬や飼い猫に対する不妊・去勢手術費用の助成制度を設けてください。とりわけ、保護・譲渡活動を行っている市民ボランティアへの助成制度の方法を考え、実施してください。
  6. 国の「動物収容・譲渡対策施設整備費補助事業」等を活用し、市民ボランティアと行政が連動出来、市民参画の犬や猫の保護・譲渡施設を設置して下さい。その為の方法を早急に検討・着手してください。
  7. 「所有者不明ねこの適正管理推進事業」を円滑に実施するため、連合町会等の地域団体に対して、制度の趣旨を十分に伝えるとともに、十分な予算を確保してください。

以  上